本日は、節分です!
あれ?3日が節分でしょう!と思われた方が大半でしょうか。
いつもは、3日が節分ですが、今年は2日です!
節分は季節の分かれ目のことを意味しますが、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日を節分としていましたが、立春の前日の行事だけが残っています。
その季節の分かれ目の立春ですが、うるう年と同じように、地球が太陽を1周するのにかかるズレを調整して1日早まったため、今年は124年ぶりに2月2日が節分の日になっています。
節分と言えば豆まきですね!
病気や災害を鬼に見立てて、それを追い出す日。
炒った大豆を「鬼はそと!福はうち!」と言いながら豆まきをします。
大豆ではなく、落花生をまく地域もあるそうです。
また、健康で幸せに過ごせますようにと豆を自分の歳の数(+1の地域もあります)だけ食べるならわしになっています。
なぜ節分に鬼が登場するのでしょうか。
昔の宮中の年中行事の一つに大晦日の夜に行われていた追儺(ついな)という行事がありました。
“鬼やらい”や“なやらい”などと呼ばれ、疫鬼たちを追い払う内容の行事が、その後、一般に豆まきをして鬼を追い払う行事が広まったようです。
その鬼ですが、もとは中国から入ってきた言葉です。亡くなった人や霊を指す言葉として使われていました。
日本では、鬼という存在は仏教や文化の中で変化していきました。
鬼の姿は、なかなか恐ろしく力強い姿をしていますが、地獄が仕事場で、亡者達を管理するためでしょうか。閻魔大王の配下で、亡者達に罪の償いをさせています。
また、守り神としての鬼もいます。
羅刹や夜叉という鬼は、元々は仏法に敵対する鬼神でしたが、調伏され仏法を守る善神になったと言われています。
瓦葺屋根の端などに設置される鬼瓦も魔除けが目的とされています。
鬼も恐ろしい一面だけでなく、守り神という側面ももっています。
日常使っている言葉にも登場する鬼、“すごい”という意味で、例えば、「あの人の仕事は鬼だね」などで使われています。
いい鬼になれるよう、“執着鬼”や“おこりんぼう鬼”、“愚か鬼”などの心の中の鬼に豆を撒いてやっつけましょう!! |