4月8日を中心に行われる「花祭り」とは、お釈迦さまのお誕生日を祝う仏教の行事です。
コロナの影響でここ数年は開催を断念しておりますが、大越仏壇では花祭りに地元の方々をお呼びして法話会と子供たちとのふれあいイベントを開催しております。
↓2019年の花祭りの様子↓
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「花祭り」という名前は、4月8日にちょうど桜の花が満開になることと、ルンビニー園の花園でお釈迦様が生まれたことが由来ということです。
現在の日本の花祭りでは、花で飾った小さなお堂の中の生まれたばかりのお釈迦さまである誕生仏に、甘茶をかけて祝います。
甘茶をかけるのは、お釈迦さまがお生まれになったときに香水でその身体を洗ったからだとか、天から甘露が降り注いだからだと言われます。
お堂の誕生仏さんが右手で天を、左手で地を指さしているのは、お釈迦さまは生まれたばかりの時に、四方に7歩ずつ歩かれて、このポーズをとりながら「天上天下唯我独尊てんじょうてんがゆいがどくそん」と言われたからです。「天上天下唯我独尊」の意味は、「おれが一番えらいんだ」という意味によく誤解されますが、「私たち一人一人の命はそのまま尊いのだ」という意味なのです。
皆様もぜひ4月8日はお釈迦様の誕生をお祝いして、
命の尊さを感じていただければと思います。 |